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わたしがずっと欲しくてちょっとずつちょっとずつ手繰り寄せてるものは、特別な女の子に見つかったら一瞬で掠め取られてしまうから 同じもの見てるって気がついた瞬間に、目をそらして忘れなきゃ 求めるから惨めになる 差し出されるのを待つか諦めるかしない…

自分の人生で誰か1人居なかったことに出来るとしたら、嫌いな人間じゃなくて好きな人間を消すと思う

もうやめなよ

キラキラで心地良くって、また楽しい明日が来るんだろうなって確信があった頃のことをずっと考えてしまう そんな時代なかったのかもしれないし、幻の痛みなんだと思うけど ずっとずっと考える 今思うと「失ったものはみんなみんな埋めてあげる」って歌詞愛で…

絨毯爆撃がしたい

昔好きだった詩を読み返したら、まともに呼吸ができなくなった 変な汁が込み上げてきたので胸の奥に逆流させた 人をボロ雑巾のように扱いたい 依存させて振り回したい それでいて自分は何にも執着したくない みたいな超しょうもないことを、こういう人目に付…

PINK色の丸をくれ

pinkを読んだ日から、ユミちゃんがずっとわたしのミューズわたしの生活の中にはユミちゃんがいる わたしはわたしのお金でわたしの居場所をつくって、可愛いもの綺麗なものに囲まれて、消費の国の消費を楽しんで、自由に生きられたら、バグって死んじゃったっ…

ラブ&ポップ

7/3 女子高生四人が横並びになって、足を汚水まみれにしながら渋谷の宇田川をひたすら闊歩するエンドロール、最高としか言いようがない こういうしたたかさが、若い自分にもあったら良かったんだって思った バックが「あの素晴らしい愛をもう一度」っていう…

ロング・リリイフ

遅い楽章ばかり集めて聴いているシベリウスの針葉が柔らかい部分に刺さって室内に人肌の液が垂れている恋人に窓を閉めてもらうまで僕は曇天の迷彩を飽きもせず眺めていたいつも迷走する飛行機雲が空を切り取ってしまう恐ろしく強い白が僕の恋人の失意を表明…

未曾有の生活

鎌倉に逃げてきたのに、みんなが追ってきた 前好きだった人の彼女とか、そんなんもきた わたしは嫌で嫌でまた逃げた 荷物も捨てたのに、逃げても逃げても捕まった みんなで一緒に裸になってお風呂に入った わたしはぺしゃんこの体勢で髪の毛洗い流しながら泣…

電光看板

「営業中」の「営」と「中」の電球が切れていて、いつも「業」だけでわたしを照らしてくる厳しい看板がある 全然ゆるしてもらえない ゆるされたりゆるしたりうまくやりたい 諦めたい ずっと全部 己の骨壷に正しく収まって死を待ちたい