PINK色の丸をくれ

 

pinkを読んだ日から、ユミちゃんがずっとわたしのミューズ
わたしの生活の中にはユミちゃんがいる

わたしはわたしのお金でわたしの居場所をつくって、可愛いもの綺麗なものに囲まれて、消費の国の消費を楽しんで、自由に生きられたら、バグって死んじゃったっていいや
昨日pinkを読み返したら、ようやくそうやっておもえるようになった

 

2015年は「ピンク色」って感じだった

色んな手を振りほどいて、どうにかこうにか一人暮らしが始まって、今ピンク色のものに囲まれて生きてる

ピンク色は、あらゆる歴史的彩りと意味の鈍重さを消毒するための色だって椹木野衣氏が言ってた
記憶喪失になるための色
だからあたしもめっちゃピンク色が好きだな

ユミちゃんは、ピンク色に染まることで自分の身体とその起源にある母親の記憶とを分離することに成功してる

自分の身体をその出自と関係なく自己で所有することができるようになれば(一定の需要があって社会の秩序を侵害しない限りで)、それを誰に・どういう形で売ろうと、そんなことはわたしの勝手なんじゃい!と言ってしまえる
ピンク色に象徴される記憶や歴史と己の出自の消毒を通じて、切り売り可能でオプションにまで還元されたユミちゃんのカラダは、貨幣を媒介にしてあらゆる「ここちよいもの」と交換可能だ
いいなぁ〜


わたしが今こうやってピンク色のオブジェで生活空間を満たそうとしてるのは、自分自身にそういう笑って切り捨てられない欲望があるからじゃないかと思った
もっともっとピンク色を集めたら、ユミちゃんみたいな潔さで、超ここちよくなれるんだろーか

来年もその先もピンク色がいい
岡崎京子性の女の魂をゲットできるように、2016年もがんばるぜい

 

ラブ&ポップ

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7/3

女子高生四人が横並びになって、足を汚水まみれにしながら渋谷の宇田川をひたすら闊歩するエンドロール、最高としか言いようがない

こういうしたたかさが、若い自分にもあったら良かったんだって思った

バックが「あの素晴らしい愛をもう一度」っていうのがまた皮肉っぽくて良かった

 

ロング・リリイフ

遅い楽章ばかり集めて聴いている
シベリウスの針葉が柔らかい部分に刺さって
室内に人肌の液が垂れている
恋人に窓を閉めてもらうまで僕は
曇天の迷彩を飽きもせず眺めていた
いつも迷走する飛行機雲が空を切り取ってしまう
恐ろしく強い白が僕の
恋人の失意を表明していく




未曾有の生活

鎌倉に逃げてきたのに、みんなが追ってきた 前好きだった人の彼女とか、そんなんもきた わたしは嫌で嫌でまた逃げた 荷物も捨てたのに、逃げても逃げても捕まった みんなで一緒に裸になってお風呂に入った わたしはぺしゃんこの体勢で髪の毛洗い流しながら泣いた シャワーの止め方が出す時と違っていてわからなかった

夢の話

電光看板

 

 

「営業中」の「営」と「中」の電球が切れていて、いつも「業」だけでわたしを照らしてくる厳しい看板がある

全然ゆるしてもらえない


ゆるされたりゆるしたりうまくやりたい 諦めたい ずっと全部
己の骨壷に正しく収まって死を待ちたい